古民家をリノベーションされたお客様のご紹介-2
今日も昨日に引き続き先代から受け継いだ家を自分たちが快適に暮らせるようにリノベーションされたお客様をご紹介します。
【自宅古民家を改修 K様】
築約150年、幕末に建てられ先祖代々受け継がれたお家をリノベーションされました。
先代からこのまま残すように言われており、瓦屋根を葺き替えたり、水回りを直したりと修繕しながら大切にお住まいになっていました。
しかし老朽化がすすみどうしようも出来なかったり、今の生活では不便を感じることが多く、何とか快適に住みやすくしたいということでした。
不便に感じられていたことは、
・日本家屋の特徴でもある田の字の間取り。
・玄関から遠い奥の部屋に行く通路が無いこと。
・冬が寒すごく寒い
・全体的に暗い
などなど、その他にもいろいろご要望をお聞きしながら思い出のつまった家の姿を残しつつ
これから住み続ける自分たちの暮らしに合った快適なお家にリノベーションしました。
越屋根まで吹き抜けにして、美しく重なり合った木組みを表した玄関ホールは圧巻です。
キッチンカウンターには、以前からあった箱階段の一部を使って造作。
リビングの天井の梁には間接照明を埋め込み、優しく照らすように演出。田の字の4室のうち2室を廊下につくり変え、
玄関から奥の部屋まで行かれる動線を確保。もちろん、耐震を強化し、床や壁天井には断熱材をいれて、暖かく安心なお家に。
もともと桶屋で、桶を作る貴重な道具が残されていたので、展示室も造りました。
【K様のご感想】
とにかく、家の姿を変えずに、自分たちが暮らしやすくなって、自慢のお家になりました。
梁や柱、箱階段など我が家の古いものが生かされ、新しさの中にもホッとします。暖かく快適で暮らしやすくなり、
改修にはずっと反対だった高齢の母も「お父さんが元気なうちにやってもらえばよかった」と喜んでもらえました。
現代の大工が当時の大工に敬意を払いつつ、腕を振るって今の私たちに合った良いお家ができ、先代に対しても誇らしい気持ちです。
たくさんの思い出がつまった古き良き物は残しながらも
寒さ対策、水廻りのリフォームなど、これからその家に住む人が快適に暮らせるよう、
住む方の立場にたったご提案をいたします。