古民家再生・大型木造住宅リフォーム工事/長野市松代伝統の大工魂中澤勝一建築

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古民家をリノベーションされたお客様のご紹介-1

古民家をリノベーションされたお客様のご紹介

中澤勝一建築はこれまでいくつもの古民家リノベーションに携わってまいりました。

リノベーションした古民家の状況は、
・現在住んでいる古民家(ご自宅)
・実家の古民家
・購入した古民家
だいたいこの3つでしょうか。

特にご自宅やご実家だと、「古くて老朽化が進んでいるから、快適な家にするには建替えするしかないんだろう」と思われていて、
最初は建替えのご相談から始まることもよくあります。
ところが、良くお話を伺っていると、「受け継がれたものを残していきたい、できれば壊したくない」
そうお考えの方ばかりなのです。

壊すことや、全く新しくすることは簡単です。でも壊してしまえば
それまでの想い出は残っても、物としてはそこで終わってしまいます。
しかし、リノベーションなら形は変わっても、受け継がれてきた技術や想い、
愛着のある好きなものへの想いなども受け継いでいくことができます。

今日は先代から受け継いだ家を自分たちが快適に暮らせるようにリノベーションされたお客様をご紹介します。

【自宅古民家を改修したC様】
実家で高齢となったお父様と同居することになったC様。
昭和初期に建てられた築80余年の木造2階建ての古民家をリノベーションすることに。
「和の雰囲気が好きだし、まだまだしっかりとした作り」だから壊したくなかったけれど、
とても寒かったので『暖かな家にしたい』ということでした。

2階建てで部屋数が多く使っていない部屋もあるので、普段使う部分にはしっかりと断熱材を入れ、
窓も断熱性の高いサッシに変えました。北側の広縁と和室の1室と、もともとあったダイニングをつなげて直接外光が入る広くて明るいリビングに。
来客が多いとのことで、1階は生活感を極力なくしゲストがゆっくりできるように、
そして、2階にセカンドリビングを設けて、家族だけの寛ぎ空間にしました。
越屋根の木組みが素晴らしく、手斧の削り跡や当時の大工の墨文字が残る太い梁は
古民家ならではの風格を感じさせつつ、温もりがあり穏やかな印象です。

【C様のご感想】
古くて寒くて暗い印象の実家だったけど暖かく落ち着いた雰囲気になって、それまで感じていた暗さも
いい意味での暗さになりました。もちろん、暖かくきれいにしてもらったからなんだけど、こんなに印象って変わるものなんですね。
室内干しができるように梁に造作を加えてもらったり、子ども部屋には高い天井を活かしてロフトを作ってもらったり。
私たちの寝室も山小屋ロッジ風の落ち着いた雰囲気に仕上がって、どの部屋もそれぞれに居心地よくて(笑)
お客さんが来ると、みんなに褒めてもらって、気恥ずかしいけどやっぱりすごく嬉しいですね。
一人暮らしで不便な想いをさせていたけど、親父孝行もできたかなって思います。

古民家再生へのお問い合わせお待ちしています。