2024年は大きな地震から始まりました。
被害を受けられた地域の皆さまに心よりお悔やみ申し上げます。
今回の地震によって能登の方では
多くの家屋が倒壊している様子が報道されていました。
長野の揺れもとても大きく
幸い大きな被害はありませんでしたが不安になられたことと思います。
このような大きな地震があると
自分や家族が今住んでいる家は大丈夫だろうか、
と心配になります。
そしてこれを機会に、
地震や災害に備えて改めて防災の備えを見直した、
新しく準備しようと考えている、
という方も多いのではないでしょうか。
これから先も長く安心して暮せる場所でなければならないお家についても
お家の地震の備えについて考える良いタイミングです。
地震の後は家屋の点検を
大きな地震の後は、いつ建てられたかに関係なくお家を点検していただくと安心です。
1981年(昭和56年)に改定された耐震基準以前に建てらてた木造住宅の方はすでに点検されている方もいるかもしれません。
しかし阪神淡路大震災を機に2000年に改定された「新耐震基準」以降に建てられたお住まいも点検されることをおすすめします。
なぜなら何度も大きな地震に耐えてきていると
「新耐震基準」で建てられているから大丈夫!
とも言いきれなくなってきているからです。
1981年の耐震基準で建てられているが築年数が経っている。
2011年の東日本大震災を経験している。
このようなお住まいは、この機会に一度しっかりと点検してみてください。
戸建て住宅の点検のポイントをご紹介します。
6つの点検ポイント
雨が降ったわけでもないのに地面がぬかるんでいる場合、地中の給水管などが破損して水漏れを起こしている可能性があります。
②外壁の傾き、ひび割れやふくらみ等が生じていないか。
壁や天井に、1mm以上のひび割れや亀裂がある場合は、建物の構造に損傷がある可能性があります。亀裂の幅が広かったり、長かったりする場合や、亀裂から水が漏れ出している場合は、特に注意が必要です。
③室内の壁面に長いひび割れが複数ないか。
部分的に大きな力が働いた可能性があります。
④窓が動きづらくなったところはないか。
建物が変形すると、急に窓の開け閉めがしづらくなることがあります。 複数個所で開け閉めしづらいような場合は、建物が変形している可能性があります。
⑤床下が湿っぽくなっていないか。
給水管や排水管の水漏れが原因かもしれません。給水管の水漏れは、給水の元栓を閉めます。排水管の水漏れは、漏れている管につながっている器具を使わないようにしましょう。
⑥周囲の状況
近隣の建物や道路などに損傷がないか確認しましょう。近隣の建物や道路に損傷がある場合は、二次災害のリスクが高まります。また、火災やガス漏れなどの危険性についても確認しましょう。
・安全第一に作業をしましょう。
足元が悪い場所や、不安定な場所では、作業を避けましょう。また、電気やガスなどのライフラインに触れる場合は、必ず安全を確認してから作業しましょう。
・損傷が見つかった場合は、無理に触らず、専門の業者に相談しましょう。
自分で修理できる損傷であれば良いのですが、損傷の程度が大きい場合、自分では判断がつかない場合は専門の業者に相談しましょう。
・点検後、記録を残しておきましょう。
点検の結果を記録しておくと、後で確認しやすくなります。また、損害保険の請求をする際にも、記録があると役立ちます。
簡単に点検できない部分も要注意
自分では点検が難しい箇所もあります。
・小屋裏に雨漏りの跡がある
・床下などにシロアリや腐朽が見られる
・基礎にひび割れがある など
「自分で点検するだけでなく
専門家にも点検してもらった方が安心」
専門家にも見てもらいたいと思う方は
耐震診断をご活用ください。
中澤勝一建築でも耐震診断を実施しています。
弊社の木造耐震診断士が丁寧にご自宅を点検いたします。
長野市の耐震診断は無料ですが、
1981年(昭和56年)以前の住宅が対象です。
診断には、設計図面があるとスムーズです。
住まいの大前提は安全安心な構造であること。
全ての方が安心して快適に暮らしていただくために
中澤勝一建築では耐震診断を無料で行なっております。
少しでもご不安やご心配なことがありましたら
お気軽にご相談ください。